余命1年と言われた女性のメルマガが発行されなくなった

題名はうろ覚えなんだけどさ。とあるメルマガを読んでいたことがあったんだ。何でうろ覚えなのかって言うとね。

今はもう発行されていないからです。発行者はあおいさん(仮名)と言って原因不明の病気で余命1年の境遇にある女性だった。

毎日、メルマガを発行することによって自分が生きていることを知らせてくる発行者だったんだよ。

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彼女からのメルマガが届くと知り合いでもないのにホッとしたり、メルマガが発行されない日はどうしたんだろうと心配したんだよね。

それは知り合いに抱く感情を彼女に持っていたのかもしれない。発行されて何ヶ月か経った時

「病院に入院しないといけないので、発行できません」

という旨のメルマガが届いたんだよ。とても心配してしまって彼女からのメルマガを待ちわびていた日もあった。

メルマガの題名の後ろに「365」という数字が記載されていて、発行されるたびに数字が減ってたんだ。

364、363、362という感じでね。それは彼女が少しでも生きることができた! そんな願いをこめて数字を減らしているとメルマガで語ってた。

一行、一行、彼女のメルマガを読むのが辛かったし、何度も感想のメールをだそうかと思ったよ。

結局、ただ見守る側に徹するしかできなかった。数字が減っていくたびに彼女は一日でも長く生きられたと明るく振る舞ったメルマガを送っていたのだけれど、それは生命の終わりのカウントダウンであって彼女のメルマガを読みながら涙を流した日もあった。

しばらくして病院に入院していた彼女は退院したみたいで、メルマガの発行を再開したんだけどさ。

毎日発行されることはなくなった。しばらくして彼女からのメルマガは2度と発行されることはなかった。

私は生きている。ただそれだけで幸せなのかもしれない。今、彼女は生きているのだろうか。

それは私には分からない。彼女から生きるということについて考えさせられた。有名無名問わず、いろいろな人たちがメルマガやブログで言葉を発信している。

余命1年のスタリオン(上) (文春文庫)

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余命1年のスタリオン(下) (文春文庫)

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