芸人小説33選

「火花」著者・又吉直樹(ピース)

火花

火花

 

吉本興業所属。お笑いコンビのピースのボケ担当、又吉直樹さんの小説「火花」が第153回芥川賞受賞。累計発行部数240万部を突破し、映像化もされた。

お笑い芸人初の芥川賞作家誕生となったんだけどさ。自分はお笑いが好きでお笑い芸人本を所持してるんだよ(現在、部屋からテレビを取り外したため最近のお笑い事情は分かりません)。

今回はお笑い芸人が書いた小説を一覧にしてみた。これを機会にお笑い芸人執筆の小説を読んでみるのもいいんじゃないかな。

「かごめかごめ」著者・滝沢秀一(マシンガンズ)

かごめかごめ

かごめかごめ

 

太田プロ所属。お笑いコンビのマシンガンズ滝沢秀一さんの小説。コンビの特徴として、二人ともツッコミという芸風。子供や奥さんを養うために小説を書き始め、毎年、文学賞に応募していたらしいんだけどさ。ついにE★エブリスタ電子書籍大賞2013双葉社賞受賞し作家デビューしたんだよ。北日本文学賞の3次予選、群像新人文学賞の4次選考まで行ったことあったそうなので、真剣に小説に取り組んでいたんだよね。女性のストーカーをしている主人公のホラー小説だそうですよ。

「陰日向に咲く」著者・劇団ひとり

陰日向に咲く (幻冬舎文庫)

陰日向に咲く (幻冬舎文庫)

 

太田プロ所属。ピン芸人の劇団ひとりさんの小説。陰日向に咲くは平川雄一朗監督で映画化もされたんだよ。 V6の岡田准一さん、宮崎あおいさんが出演していましたね。

「浅草キッド」著者・ビートたけし

浅草キッド (新潮文庫)

浅草キッド (新潮文庫)

 

オフィス北野所属。ビートたけしさんの自伝的小説。 25歳の時に浅草フランス座のエレベーターボーイから始まり、お笑い芸人修行の日々が描かれているんだよ。 小説を読んだけどさ、ビートたけしさんの原点はここにあったんだなって思ったよ。 昔、浅草フランス座を観に行ったことがあったんだけどさ。舞台の幕間に無名のお笑い芸人たちがコントをしていましたね。

「佐賀のがばいばあちゃん」著者・島田洋七

佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)

佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)

 

島田オフィス、オスカープロモーション所属。お笑いコンビB&Bの島田洋七さんの自伝的小説。タイムリーにB&Bの漫才を観ることはできなかったんだけどさ。島田洋七さんの漫才はビートたけしさんに影響を与えているんだよ。 ビートたけしさんはB&Bの漫才を観て、あっちが「広島VS岡山」でやっているならツービートは「東京VS山形」でやってやろうと思ったみたい。 また、引退された島田紳助さんはB&Bの漫才を観て、B&Bを倒すために島田洋七さんの弟弟子になったんだよね。 2人が弟子入りしたのは今喜多代さん、島田洋之介さんの夫婦漫才コンビのところですね。

「京大芸人」著者・菅広文(ロザン)

京大芸人 (幻冬舎よしもと文庫)

京大芸人 (幻冬舎よしもと文庫)

 

吉本興業所属。お笑いコンビのロザンのボケ担当菅広文さんの自伝的小説。お笑い芸人として売れるためには、相方の宇治原さんを京都大学に合格させること。 まだ読んだことはないんだけどさ。レビューを読むと勉強法でためになると書かれていたので、受験生が読むのもいいかもと思ったよ。京大芸人の続編も出版されていますね。

「青春サイバーアクション漫才ハードボイルドコメディな転校生」著者・リタ・ジェイ

青春サイバーアクション漫才ハードボイルドコメディな転校生 (スマッシュ文庫)

青春サイバーアクション漫才ハードボイルドコメディな転校生 (スマッシュ文庫)

 

ホリプロコム所属。インコさんのライトノベル。 2015年5月に成田優介からインコさんに芸名を変更しているんだけどさ。 元々はJJポリマーというお笑いコンビで活動していたんだよ。リタ・ジェイ名義で他にもライトノベルを出版しているんだよね。 ライトノベルを初めて出版したお笑い芸人はインコさん(リタ・ジェイ)なのではないでしょうか。

「芸人ディスティネーション」著者・天津 向(天津)

芸人ディスティネーション (ガガガ文庫)

芸人ディスティネーション (ガガガ文庫)

 

吉本興業所属。お笑いコンビ天津の向清太朗さんのライトノベル。芸歴10年の売れないお笑い芸人と芸人養成所1年生の美少女の物語。リアルなお笑い界でも年の差の男女コンビいるみたいですね。

「芸人前夜」著者・中田敦彦(オリエンタルラジオ)

芸人前夜 (ヨシモトブックス)

芸人前夜 (ヨシモトブックス)

 

吉本興業所属。お笑いコンビのオリエンタルラジオ中田敦彦さんの自伝的小説。 武勇伝で彗星の如く現れ、あっという間に売れたんだよ。下積みなしで売れた8.6秒バズーカーのラッスンゴレライも凄い勢いで売れましたね。

「沈黙の轍―ずんだれ少年と恋心」著者・ヒロシ

沈黙の轍―ずんだれ少年と恋心 (Gee books)

沈黙の轍―ずんだれ少年と恋心 (Gee books)

 

ヒロシ・コーポレーション所属(サンミュージック企画業務提携)。ピン芸人のヒロシさんの短編集。 現在は芸人の活動の他に中野坂上駅にあるカフェ&カラオケ喫茶「ヒロシのお店」を経営されています。

「漫才ギャング」著者・品川ヒロシ(品川庄司)

漫才ギャング (幻冬舎よしもと文庫)

漫才ギャング (幻冬舎よしもと文庫)

 

吉本興業所属。お笑いコンビの品川庄司のボケ担当品川祐さんの小説。品川ヒロシ名義で出版されています。漫才ギャングは品川ヒロシ監督で映画化もされたんだけどさ。 主演は佐藤隆太さん、上地雄輔さんですね。

「四季折々 アタシと志木の物語」著者・中川秀樹(ペナルティ)

四季折々 アタシと志木の物語 上

四季折々 アタシと志木の物語 上

 

吉本興業所属。お笑いコンビのペナルティのツッコミ担当ヒデさんの小説。本名の中川秀樹名義で出版。4年の歳月をかけて書き上げたものみたい。ちなみに芥川賞作家の田中慎弥さんは10年の歳月をかけて書き上げた作品が第37回新潮新人賞を受賞しデビューしているんだよ。

「14歳」著者・千原ジュニア(千原兄弟)

14歳 (幻冬舎よしもと文庫)

14歳 (幻冬舎よしもと文庫)

 

吉本興業所属。お笑いコンビの千原兄弟千原ジュニアさんの自伝的小説。千原ジュニアさんは14歳の時に引きこもりになってね。そのような経験を経てお笑い芸人になっているんだよ。昔、テレビで千原ジュニアさんが言っていたことで印象的だったのは 「根拠はないけど、あっ! 千原ジュニアだと指さされる人になると思っていた」 と語っていたこと。「3月30日」は第25回織田作之助賞候補になっています。

「ラブボール」著者・木村明浩(バッファロー吾郎)

ラブボール

ラブボール

 

吉本興業所属。お笑いコンビのバッファロー吾郎のツッコミ担当バッファロー吾郎Aさんの小説。本名の木村明浩名義で出版。青春ものの小説ですね。

「デメキン」著者・佐田正樹(バッドボーイズ)

デメキン

デメキン

 

吉本興業所属。お笑いコンビのバッドボーイズのツッコミ担当佐田正樹さんの自伝的小説。元暴走族の総長だった佐田正樹さんの経歴は珍しいですね。

「ダブル★ピース」著者・大溝清人(バッドボーイズ)

ダブル★ピース

ダブル★ピース

 

吉本興業所属。お笑いコンビのバッドボーイズのボケ担当大溝清人さんの自伝的小説。暴走族からお笑い芸人へ。大溝清人さんも珍しい経歴です。

「エスケープ!」著者・渡部健(アンジャッシュ)

エスケープ! (幻冬舎文庫)

エスケープ! (幻冬舎文庫)

 

プロダクション人力舎所属。お笑いコンビのアンジャッシュのツッコミ担当渡部健さんのコメディ小説。アンジャッシュのコントの世界観が漂う小説みたいです。

「トリガー」著者・板倉俊之(インパルス)

トリガー

トリガー

 

吉本興業所属。お笑いコンビのインパルスのボケ担当板倉俊之さんのハードボイルド小説。射殺が許可された日本を舞台にしているみたいですね。

「短編小説集 青春箱」著者・村上純(しずる)

短編小説集 青春箱

短編小説集 青春箱

 

吉本興業所属。お笑いコンビのしずるの村上純さんの短編小説集。村上純さんの相方の池田一真さんは、しずる結成前にゴールデンボンバーのボーカルを担当している鬼龍院翔さんとお笑いコンビを組んでいましたね。

「文明の子」著者・太田光(爆笑問題)

文明の子

文明の子

 

タイタン所属。お笑いコンビの爆笑問題のボケ担当太田光さんの小説。多数の本を出版。GAHAHAキングで爆笑問題が10週勝ち抜いて初代チャンピオンになった時は嬉しかったですね。

「アキオが走る」著者・内村光良

アキオが走る

アキオが走る

 

マセキ芸能社所属。お笑いコンビのウッチャンナンチャンの内村光良さんの書いた小説。 自分はこの小説を購入したんだけどさ。まだ家にあるかなぁと探してみたところ、あったんだよ。小説の帯は森高千里さんが書いているんだけどね。小説の書き出しはこんな感じで始まっているんだよ。

人口四万二千人ほどの小さな田舎町に中学生のアキオは住んでいた。 街のちょうど真ん中を、東から西へ瀬ノ内川がゆるやかに流れているのどかな温泉街である。 中学一年の冬、バスケット部の仲間と、街に一つしかない洋画系の映画館・秋本シネマに『ロッキー』を観に行った。それ以来アキオは、ほとんど毎日ジョギングを続けている。

小説が発表されてから20年経った今も尚、内村光良さんはお笑いの世界を、テレビ業界を走り続けている。

自伝的小説ということで内村光良さんがどのような青春を送ったのか。青春の断片を知ることができます。

「泥の家族」著者・東野幸治

泥の家族 (幻冬舎よしもと文庫)

泥の家族 (幻冬舎よしもと文庫)

 

吉本興業所属。東野幸治さんの小説。3割が実話の家族小説みたい。東野コージ名義で「この間。」というエッセイも出版されています。

「君を心から愛してる。だから僕は浮気をする。」著者・酒井啓太

プロダクション人力舎所属。お笑いコンビのS×Lの酒井啓太さんの書いた小説。現在、週刊女性PRIMEにて小説を連載。

【酒井啓太 小説vol.1】君を心から愛してる。だから僕は浮気をする。は、こちらで読めるようです。 【酒井啓太 小説vol.1】君を心から愛してる。だから僕は浮気をする。|週刊女性PRIME [シュージョプライム] | YOUのココロ刺激する

「ギンギラ★落語ボーイ」著者・三遊亭白鳥

ギンギラ★落語ボーイ

ギンギラ★落語ボーイ

 

落語協会所属。平成16年度彩の国落語大賞受賞。落語家の三遊亭白鳥さんの芸道小説。主人公は売れない若手落語家を現役落語家が描いています。

「グッド・コマーシャル」著者・西野亮廣

グッド・コマーシャル (幻冬舎よしもと文庫)
 

吉本興業所属。お笑いコンビのキングコング西野亮廣さんの小説。借金に苦しむゴーストライターが主人公の小説です。

「サナギ」著者・なだぎ武

サナギ

サナギ

 

吉本興業所属。R-1ぐらんぷりで史上初の2連覇達成。なだぎさんはいじめや引きこもり経験者でいじめを題材にした自伝的小説を書いている。

「美女♂men」著者・桜塚やっくん

美女♂men

美女♂men

  • 作者: 桜塚やっくん,CNO
  • 出版社/メーカー: 青月社
  • 発売日: 2010/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • クリック: 1回
  • この商品を含むブログを見る
 

2013年10月5日、交通事故で37歳の若さで亡くなられました。ニュースを知った時、呆然とした記憶があります。実在する女装バンド「美女♂men Vlossom」をモデルにした小説です。

「夜にはずっと深い夜を」著者・鳥居みゆき

夜にはずっと深い夜を (幻冬舎文庫)

夜にはずっと深い夜を (幻冬舎文庫)

 

サンミュージック所属。劇団「東京ギロティン倶楽部」を立ち上げる。女性たちの狂気の小説です。唯一、女芸人で小説を書いていますね。

「でらつれ」著者・小沢一敬

「でらつれ」

「でらつれ」

 

ホリプロコム所属。お笑いコンビスピードワゴンのボケ担当。愛のカタチを斬新な視点で描いた連作短編集です。

「それでも花は咲いていく」著者・前田健

それでも花は咲いていく (幻冬舎文庫)

それでも花は咲いていく (幻冬舎文庫)

 

2016年4月26日、虚血性心不全で44歳の若さで亡くなってしまいました。あまりの出来事にびっくりしました。ロリコン、二次元コンプレックス、ホモセクシャルを題材にした小説です。

番外編! 元お笑い芸人で小説家になった人を紹介

こうやって一覧にしてみるとお笑い芸人で小説を書かれている人はたくさんいるんだよ。

さらに元お笑い芸人で小説家になった人もいてね。 一気にここから↓は、元お笑い芸人で小説家になった人を紹介していきます。

「芸人失格」著者・松野大介

芸人失格 (幻冬舎文庫)

芸人失格 (幻冬舎文庫)

 

松野大介さんは中山秀征さんとお笑いコンビABブラザーズとして活動。文學界新人賞に応募し最終候補になっているんだよ。小説家としてデビュー後、多数の本を出版。 自分は松野大介さんの本はほとんど読んでいるファンなんだよね。

「神様の裏の顔」著者・藤崎翔

神様の裏の顔

神様の裏の顔

 

藤崎翔さんは石井光三オフィス所属のお笑いコンビのセーフティ番頭として活動。 第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。受賞するまでに4年かかっています。 次回作はこちらです。

「鯖がぐうと鳴いた」著者・萩原正人

タイタン所属。お笑いコンビのキリングセンスとして活動。ハギワラマサヒトさんは萩原正人名義で第八回新潮エンターテインメント大賞の最終選考に残ってるんだよ。

鯖がぐうと鳴いたは、こちらで読めるようです。 » 鯖がぐうと鳴いた 1 [前編] 萩原 正人 || WEB文芸誌 片隅-かたすみ- 伽鹿舎

ユーリオ的まとめ

今回の記事を作成して感じたのはお笑い芸人、元お笑い芸人の皆さんが小説をたくさん出版していること。特に吉本芸人が、小説発表率高い感じがした。また、一般の方が書いていると思われる芸人 夢小説も人気なのかも? こういうのをリスト化して、まとめていきたいです。

他にもこんなお笑い芸人が小説を書いているという情報があったらお知らせください。随時、こちらの記事は更新します。人気お笑い芸人たちが小説やライトノベルを書く時代になった。

「統合失調症がやってきた」に関しまして。小説ではない旨のご指摘を受けましたので、芸人小説28選から外す予定です。親切に教えていただきありがとうございました。

「統合失調症がやってきた」著者・ハウス加賀谷 、松本キック

統合失調症がやってきた

統合失調症がやってきた

 

サンミュージック企画所属。お笑いコンビの松本ハウスのハウス加賀谷さん 、松本キックさんの10年振りにお笑い芸人として復活するまでが書かれているんだよ。 ハウス加賀谷さんは統合失調症が悪化し、松本ハウスの活動は休止したんだよね。 松本キックさんとコンビを組むきっかけは、自分の記憶ではハウス加賀谷さん精神的に不安定で暴れた際、格闘技をやっていた松本キックさんが唯一、腕力でハウス加賀谷さんの暴走を止めることができたからだと思います。 生のお笑いライブで松本ハウスの漫才は観たことたったのでコンビの復活は嬉しいですね。